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令和8年第5回 岡谷市議会定例会(決算議会)の概要

9月議会が終わりました。

決算書を開くと、数字が並んでいます。

12億6,100万円。

8億6,100万円。

その差、4億円。

51人。

6,635万4千円。

議会では、こうした数字を一つずつ追っていきます。

けれど、数字だけを見ていると、時々、その向こうにある大切なものが見えなくなるようにも思います。

今回の決算審査では、できるだけその「数字の向こう側」を確かめたいと思いました。


51人という数字


令和7年度、校内教育支援センターを利用した児童生徒は、市内4中学校と長地小学校で51人でした。

51人。

数字として見れば、それだけです。

でも、その一人ひとりが、そこでどんな時間を過ごしたのか。

少し勉強ができたのか。

誰かと話せたのか。

教室に行ってみようと思えた日があったのか。

決算審査で私が知りたかったのは、むしろその方でした。

利用した人数だけではなく、学びや学校とのつながりに、どのような変化があったのかを聞きました。

子どもの状況は、一人ひとり違います。

「学校に行ける、行けない」

「教室に入れる、入れない」

それだけでは分けられないものがあります。

その子に合った居場所や学び方をどうつくっていくのか。

これからも見ていきたいと思います。


4億円の差は、なぜ生まれたのか


財政調整基金についても質問しました。

予算では12億6,100万円を繰り入れる予定でしたが、実際の収入済額は8億6,100万円。

4億円の差があります。

決算では、こうした「差」がいくつも出てきます。

大切なのは、数字が合っているかだけではありません。

なぜ、その差が生まれたのか。

そこを確かめることだと思っています。

財政調整基金は、年度ごとの財源の変動に対応し、市の行政サービスを安定して続けていくための大切な財源です。

ただ残せばよいわけでも、使えばよいわけでもありません。

必要な行政サービスを続けながら、将来への備えをどう確保していくのか。

数字の動きを見ながら考えていく必要があります。


市内の事業者を支える制度


市内の中小企業の資金調達を支える「市制度資金」についても聞きました。

令和7年度は、

予算額 4億9,860万円

支出額 4億3,224万6千円

不用額 6,635万4千円

となりました。

市制度資金は、市が金融機関に資金を預け、事業者が必要な資金を借りやすくするための仕組みです。

制度は、作れば終わりではありません。

必要としている人が、必要なときに使えるのか。

その利用状況と、不用額が生じた背景を聞きました。


道路に残った不用額


道路整備についても質疑しました。

令和7年度は、舗装修繕や通学路の交通安全対策、道路後退整備などが行われています。

工事請負費は、ほぼ全額が使われました。

一方で、測量設計、用地取得、補償などには不用額が残りました。

同じ道路事業の中で、なぜこうした違いが生まれるのか。

予定していたものの実施に至らなかった箇所は、これからどうするのか。

そこを聞きました。

道路は毎日使うものです。

普段は、そこにあるのが当たり前です。

けれど、その「当たり前」を続けるためには、毎年、点検し、直し、次の工事を考えていかなければなりません。

道路を直す「人」は、この先もいるのか


ここからは、一般質問です。

今回、道路について少し先のことを聞きました。

「これからも、道路を直してくれる人はいるのか」

ということです。

道路を直すには、お金が要ります。

しかし、お金だけでは道路は直りません。

工事をする会社があり、

技術者がいて、

現場で働く人がいる。

その人たちがいて、初めて工事になります。

いま、建設業を取り巻く環境は変わっています。

資材価格や労務費の上昇。

人手不足。

働き方の変化。

今すぐ岡谷市の道路工事ができなくなる、という話ではありません。

だからこそ、問題が大きくなってからではなく、今のうちに聞いておきたいと思いました。

市では、発注が一時期に集中しないようにすることや、工期に無理が出ないようにすることなどに取り組んでいることも確認しました。

道路を守るということは、道路だけを見ることではない。

それを直す人たちのことも、考えておかなければならないのだと思います。


道路は、傷んでから直すのか


もう一つ取り上げたのが、「道路管理データベース」です。

道路の傷み具合。

過去にどこを直したのか。

どんな工事をしたのか。

そうした情報を蓄積し、地図上で確認できるようにする仕組みです。

ただ、私は一つ気になりました。

データを集めて、それで終わらないだろうか。

大切なのは、その情報を、

「どこを直すのか」

「いつ直すのか」

という判断に使うことです。

道路は、傷んでから直すこともできます。

しかし、大きく傷む前に手を入れることもできます。

市からは、これまでの「傷んでから対応する」道路管理から、傷みが大きくなる前に修繕する「予防保全型」へつなげていく考えが示されました。

私は、ここが今回の質問の一番大事なところだったように思います。


道路をこれからも使い続けるために


道路を残していくためには、

道路の状態を知ること。

そして、

実際に直してくれる人がいること。

どちらが欠けても、道路は守れません。

今回の一般質問では、この二つを続けて聞きました。


質問して終わりではない


決算も、一般質問も、質問をして終わりではありません。

その後、予算がどう変わるのか。

事業がどう動くのか。

質問したことが、その後どうなったのか。

そこまで見ていきたいと思います。





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