2025年3月一般質問のご報告

子育て相談体制の充実に向けて、岡谷市では「まゆっこベースおかや」を中心に、保育園・学校・発達支援センターなど多機関が連携し、出産から進学まで切れ目のない支援体制を構築しています。

特に発達特性や育ちにくさに関する相談が多く、孤立した子育てを防ぐため、LINE相談などのオンライン支援の導入にも前向きに取り組む姿勢が示されました。

初期段階での支援として、健診によるスクリーニングや、西堀保育園併設の発達支援センターでの個別療育の実施、専門スタッフの巡回支援などが行われています。

また、「子どものくに」やイルフ童画館プレイルームなど、年齢に応じた遊び場の整備が進められており、子どもたちの居場所づくりにも力を入れています。

子育てと就労の両立支援としては、「家族にもやさしい職場づくり事業」や、子育て応援宣言企業への認証支援を通じ、企業の取り組みを後押ししています。

図書館と共用の駐車場（計347台）では、警察OB職員の巡回による安全確保や、月・水・金の誘導員配置などにより、長時間駐車や不審車両への対応が図られています。

職員用駐車場は約200台分を市道北側に設け、使用料を徴収しながら柔軟に運用。利用者の増加時には来院者用として開放するなど、弾力的な管理が行われています。

PFI方式の導入については、現時点での導入は見送られましたが、今後の検討課題として位置づけられました。

健康増進法に基づき、岡谷市役所では敷地内を全面禁煙とし、例外的に立体駐車場屋上に加熱式タバコ専用の喫煙所を設置しています。

成人式などでの喫煙マナーについては、携帯灰皿の持参の呼びかけや、周知活動の強化を通じ、清潔な環境づくりに努めるとの答弁がありました。

職員への対応としては、特定場所以外での喫煙の禁止や、勤務中の適切な行動を促す指導が行われています。

本定例会では、市民の皆さまの暮らしに直結する「子育て」「医療」「健康」「働き方」の各分野に関して、現場の声をもとに市への提案と改善要望を行いました。岡谷市がより住みよい街となるよう、今後も丁寧な議論と活動を重ねてまいります。