【中学生メッセを視察しました】未来を見つめるまなざし

― 地元企業と子どもたちが出会う、“学び”と“気づき”の時間 ―

2024年7月17日、岡谷市カノラホールで開催された「中学生メッセ」を視察しました。
岡谷東部中・南部中・北部中の2年生、約300名が参加し、諏訪地域の地元企業・団体のブースを回って、働くことや技術の現場について体感的に学ぶキャリア教育イベントです。

きっかけは東部中学校が独自に行っていた「東中メッセ」。そこから徐々に他校へ広がり、将来的には市内4校すべての中学生が参加する形を目指しているとのことです。

会場では、中学生たちが真剣な表情で説明に耳を傾け、手元にはびっしりとメモを取る姿も見られました。
特にTPR長野工場のブースでは、ピストンリングの実物を手に取りながら技術の精密さに触れる体験があり、生徒からも驚きと興味の声があがっていました。

TPRブースで、エンジン部品の説明を真剣に聞き取る中学生たち。
“本物の技術”と出会うことで、未来の選択肢が広がっていきます。

私と宮坂教育長の会話の中で印象に残ったのは、
「自分たちの町に、こんな技術があるんだって知ることが、未来を変えていく第一歩になる」
という一言でした。

小さな“気づき”が、将来の選択肢を広げ、やがて地元産業の力になる。
中学生メッセは、そんな“芽吹き”のような時間でした。

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