【諏訪湖ヒシ取りに初チャレンジ】

7月某日、朝の光が湖面に揺れる時間──
私は、諏訪湖のヒシ取り活動に初めて参加しました。

小舟に乗り込み、ヒシが密集する湖面へ。
覆い尽くすような緑の絨毯の中に手を伸ばし、根っこからそっと引き抜く。
初めての作業に、無言になり、呼吸も浅くなる。
その静けさが、湖と向き合う時間を深めてくれました。

この活動は2012年から毎年続いているもので、今年の参加者は約90人。
子どもたち、地域の方、専門職の皆さんと共に、手作業で取り組みました。
約2時間半で、集まったヒシはおよそ2トン。

ヒシを一握り、一握り抜くたびに、
この湖が少しずつ呼吸を取り戻していくような感覚。
汗をかきながら、ふと空を見上げると、
風がやさしく吹き抜けていきました。

湖は「きれいな景色」だけじゃない。
私たちの暮らしの源であり、子どもたちの未来でもある。
議員として、そして一人の市民として、
この自然と“ともに生きる”視点を持ち続けたいと、改めて感じました。

「きれいな景色の裏には、静かに動くたくさんの手がある。」
ヒシの根を引き抜きながら、そんなことを考えていました。

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